最近これ読みました。→「そもそもをデザインする」
博報堂で働く若手デザイナーさん5名が、
与えられた問題をデザインで解決する様子を取材したもの。
箸置き、昆虫食、からあげ、など「デザイン × ◯◯」の◯◯に与えられるモノは様々。
その、どの部分に本質的な問題(そもそも)を見い出すかは、担当するデザイナーさん次第だし、
解決策もアプローチの仕方(問題 & クライアントに対して)も
デザイナーさんによって全然違うのが興味深かったです。
企画がなかなか通らず、迷いに迷って突拍子もない案を出して、
まわりの人たちに「はてな」がとぶ段階があるのもとてもよかった。
回り道せず最短距離で「正解」(そもそも正解を決めるのは誰なのかという話もあるけど)に
たどり着けることなんてめったになくて
でも世の中に出ているモノは大抵その「正解」を見せているわけで。
「正解」までにどれだけの回り道があったかは知られることなく過ぎていく。
という「そもそも」と「デザイン」のスキマを見れた感じでした。
折りたたんでぺったんこにしたきれいな紙をひろげたら
中にはびっしり何かが書かれてた、みたいな。
そんな感じでいつもお仕事したいですね、わたしも。
以上、読書感想文でした!