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written by sugiyama

GREEN BOOK

 

先日、本年度のアカデミー賞作品賞獲得の「GREEN BOOK」を鑑賞してきました。

人種差別を題材にしている作品ですが、暗い印象があまりなくて、とても観やすい作品でした。

 

 

主役トニー役を演じたヴィゴ・モーテンセンは本作ではお腹の出たガタイのいいおじさんなんですが、

昔は「ロード・オブ・ザ・リング」でのアラルゴン役を演じた俳優さんで、別人のような変わり様。

 

 

プライベートの写真を見る限り、普段はスマートな体型なので

役づくりでこれだけ違うのかと思うと俳優ってすごいなーと思いますね!

 

 

ドクター役のマーシャラ・アリも一昨年の「ムーンライト」での助演男優賞に続き本作で2度目のオスカー獲得。

僕の中では、Netflixの「ハウス・オブ・カード」のレミー役が印象的で、

なんとなく頭のいい役を演じている印象があります。(あくまで個人的な印象です)

 

 

 

 

話の内容は、黒人差別の強い南部の地域を「GREEN BOOK」片手に巡る

黒人ピアニストのドクターと、彼にツアードライバーとして雇われたトニーのロードムービーです。

(「GREEN BOOK」とは、黒人が宿泊することができるホテル等が書かれたガイドです。

当時は黒人差別がひどかったこともあり、黒人と白人の使用する施設がわけられていたため

黒人専用のガイドブック(GREEN BOOK)があったようです。

映画内ではそこまでGREEN BOOKがフォーカスされることはなかったような気がしますが。。)

 

 

 

冒頭に書いたようにテーマは重いんですが、映画自体はどんよりした雰囲気はなく

逆に笑いがおこるようなシーンが随所にあったりして楽しく鑑賞できました。

是非、映画館で観てみてください!

 

 

僕は日本にいるので、人種差別を意識するのはこういった映画を観た時くらいなので、

過去の話とはいえ、あんなにも露骨に差別が行われていたことには驚きでした。

現代は60年前に比べるとと多少は良くなったのかなと思います。

ただ、人種差別に限らず差別問題は現代にもまだまだ根深く残っています。

 

日本は平成が終わり、新しい時代を迎えようとしています。

来年にはオリンピックもあり、いろんな国の人々が来日されると思います。

それぞれの宗教や文化、いろんなものを認め合って

新しい時代には差別がなくせるといいですね!